SNS初心者必見!ビジネスアカウント開設ガイド How to start your business account
今やSNSは、単なる情報発信の枠を超え、企業と人、サービスと消費者をつなぐ欠かせないコミュニケーションツールとなっています。中でもInstagramやLINEは、企業のブランディングや採用活動、顧客との接点強化において、非常に効果的なツールとして注目されています。
特に採用においては、社員の人柄や社内の雰囲気など、言葉だけでは伝わりにくい“リアルな空気感”を届けられる手段として選ばれています。 若い世代の多くがSNSを日常的に利用している近年、企業が積極的にSNSを活用することは、ブランディングの強化はもちろん、採用応募の動機づけやエンゲージメント向上にもつながります。
SNS運用を始めるにあたって、最初のステップとなるのがアカウントの選択です。たとえばInstagramでは、「個人アカウント」のほかに「プロアカウント」があり、さらに「クリエイターアカウント」と「ビジネスアカウント」に分かれています。
このうち、企業や店舗が広報や採用などを目的として運用する場合には、「ビジネスアカウント」が良いとされています。アクセス解析や広告配信、業種設定、連絡先の表示など、ビジネス用途に特化した機能が豊富に搭載されているため、戦略的な情報発信が可能となります。
本記事では、SNS活用の第一歩として、企業向けビジネスアカウントの開設方法についてご紹介します。
SNSを活用すべき理由
とは?
ビジネスアカウントの作成に進む前に、企業がSNSを運用することで得られる主な効果をみてみましょう。ここでは、SNSのなかでも代表的なInstagramとLINEについて言及します。
- 視覚的なアプローチで伝わる“リアル”な魅力
Instagramの最大の強みは、画像や動画を通じた視覚的な訴求力にあります。文章では伝わりにくい雰囲気や空気感も、写真や動画でリアルに伝えることができます。
加えて、コメントやダイレクトメッセージ機能を使えば、ユーザーと直接つながれるため、信頼関係の構築にもつながります。継続的に情報発信をしていくことで、企業のビジョンや価値観が明確になり、ブランドイメージの確立にもつながるでしょう。
- 若年層にリーチする採用活動
Instagramは20〜30代の利用率が高く、特に若年層をターゲットとする採用活動においては非常に有効的です。求人票では伝えきれない社員の人柄や企業文化をビジュアルで発信することで、共感を得やすく、応募者とのミスマッチを防ぐ効果も期待できます。
たとえば、社員の表情や職場の様子を発信することで、「この会社楽しそう」「雰囲気が良さそう」といったポジティブな印象を視覚的に届けることが可能です。
- コストを抑えた広報活動
紙媒体や有料広告に比べ、低コストでタイムリーに情報を発信できるのも大きな魅力です。中小企業やスタートアップでも始めやすく、継続的な情報発信に向いています。
LINE
- 幅広い年齢層への情報発信に強い
LINEは国内でも特にユーザー数が多く、開封率の高いSNSです。メッセージの一斉配信、クーポン配信など、販促や広報を目的とした機能が豊富で、LINE公式アカウントを使ったマーケティングに適しています。また、Instagramに比べて利用者の年齢層が広いため、店舗運営やキャンペーン情報の配信など、さまざまな用途に有効です。
- コミュニケーションが取りやすい
LINEはチャット形式のため、メールよりもハードルが低く、企業とユーザー双方にとって気軽にやり取りしやすいメリットがあります。採用活動では、応募後の連絡や職場説明会のご案内、内定後のフォローなどにも活用しやすく、応募者との距離感を縮められます。
今やSNSは「やるかやらないか」ではなく、「どう活用するか」が問われる時代です。単なる「情報発信ツール」にとどまらず、多方面で活用できるのです。
ビジネスアカウントを開設してみよう!
1. Instagramアカウントを開設する
まずはInstagramアプリをスマートフォンにインストールし、アカウントを作成します。
(PCブラウザで開設することもできますが、スマートフォン仕様になっていることが多いので、アプリからの利用をおすすめします。)
アプリを起動し、携帯電話番号/メールアドレス・パスワード・フルネーム・ユーザーネーム、生年月日を設定して本登録を行います。2. プロフィールに企業情報を入力する
プロフィール画面では、企業ロゴをアイコンとして設定し、事業内容がひと目で伝わる自己紹介文を入力しましょう。あわせて、公式サイトやECサイトのURLも記載して、ユーザーがアクセスできるようにしましょう。
3. ビジネスアカウントへ切り替える
アカウントの基本設定ができたら、次はビジネスアカウントへの切り替えを行います。プロフィール画面右上の「メニュー」から、「アカウントの種類とツール」をタップします。
次に「プロアカウントに切り替える」に進み、該当するカテゴリを選択したら、「プロアカウントに切り替える」ボタンをタップして完了です。
LINE
1. 下記サイトにアクセス
2. ログイン方法を選択
ログイン方法は2種類あります。
LINEアカウントで登録
- 普段使用している個人のLINEアカウントでログイン可能です。
- QRコードでのログインにも対応しています。
メールアドレスで登録
- メールアドレスでビジネスIDを新規作成する場合はこちらを選択します。
3. 登録手続きを進める
【LINEアカウントで登録する場合】
①「LINEアカウントで登録」を選択します。
②ログイン画面が表示されたら、LINEに登録しているメールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。
③スマートフォンで操作されている場合は、QRコードを読み取って
ログインすることも可能です。【メールアドレスで登録する場合】
①メールアドレスを入力し、
「登録用のリンクを送信」をクリックします。②入力したアドレス宛に届いたメールの「登録画面に進む」のリンクを
開きます。③名前とパスワードを設定します。
④プライバシーポリシーと利用規約に同意し、「登録」をクリックします。
4. SMS認証を行う
登録後、SMS認証画面が表示されます。携帯電話番号を入力し、届いたコードを入力することで本人確認が完了します。
5. アカウント情報を入力
以下の情報を入力して、アカウントの基本設定を行います。
- アカウント名(企業名・店舗名など)
- 業種カテゴリの選択
- プロフィール画像(ロゴなどの画像推奨)
- あいさつメッセージ(自動返信の初期設定)
すべての手順が完了したら、LINEビジネスアカウントの開設は完了です。リッチメッセージやクーポン配信、チャット機能などを活用して、顧客とのつながりを深めていきましょう。
Text まとめ
SNSは、情報を一方的に届けるだけではなく、ユーザーとの関係を築くためのツールとして、企業ブランディングや採用活動において欠かせないものとなっています。
なかでもInstagramは、視覚的に魅力を発信するのに優れており、採用活動の場面では、求人情報だけでは伝わらない“人柄”や“職場の雰囲気”といった企業文化を、写真や動画で伝えることができます。これにより、応募者とのミスマッチを防ぎ、企業に共感してくれる人材と出会うチャンスが広がります。
一方、LINEは、幅広い世代が利用しており、メッセージの一斉配信やクーポン配信、チャット機能などを活用することで、販促活動やキャンペーンの告知に適しています。
単にアカウントを開設するだけではなく、「誰に、どんな情報を届けたいのか」を明確にし、たとえば「地域とのつながり」や「社会貢献への取り組み」など、企業としての姿勢や価値観を継続的に発信することが、SNSを活用するうえで重要です。
その結果、フォロワーやユーザーとの距離が縮まり、自然とファンの獲得にもつながるでしょう。まだInstagramやLINEのビジネスアカウントをお持ちでない企業様は、まずはアカウントの開設から始めてみましょう。